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【W杯入門】大会連続ゴール、最多4回は過去に4人 カタールで前人未踏の記録に挑むのは?
ゼーラーとクローゼは4大会のすべてで複数ゴールをマーク
W杯の通算最多ゴール数(16得点)を誇るドイツ代表FWミロスラフ・クローゼも4大会連続でゴールを挙げている1人だ。ドイツが準優勝した2002年の日韓大会から、14年のブラジル大会までの4大会でゴールを記録。なお、1966年大会で1得点に終わったペレに対し、ゼーラーとクローゼは4大会のすべてで複数ゴールを決めている。4大会連続複数ゴールの記録を持っているのは、この2人だけだ。
そして4人目が、カタールW杯で前人未到の5大会連続ゴールという記録達成に期待が懸かるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。前回大会まで計7ゴールを決めているが、2014年のブラジル大会までは1大会1得点にとどまっていた。
2006年のドイツ大会でW杯デビューを果たしたロナウドは、グループリーグ第2節のイラン戦(2-0)でPKを決め、初ゴールをマーク。10年大会では北朝鮮戦(7-0)で1得点を挙げている。3度目のW杯となった14年のブラジル大会では、ガーナ戦(2-1)で1ゴールを挙げたが、チームはグループ敗退となった。
前回大会では、グループリーグのスペイン戦(3-3)で33歳130日でのハットトリックを達成。これは史上最年長ハットトリック記録となっており、カタール大会での更新も期待される。
ロナウドのライバルであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも、2006年ドイツ大会でW杯デビューを果たしているが、アルゼンチンがベスト8まで勝ち進んだ2010年の南アフリカ大会はノーゴールに終わっていた。35歳で挑む今大会でハットトリックを達成すれば最年長記録となるが、連続得点記録を作ることは不可能だ。また、2歳年上のロナウドがハットトリックを達成すれば、メッシが最年長記録を持つこともできなくなる。
今シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の最多ゴール記録(141得点)を更新すべく、所属するマンチェスター・ユナイテッドからの退団が報じられたロナウド。今季のCLに出場できていないことで、メッシ(129得点)に差を詰められているが、W杯では自身の活躍次第で前人未到の記録達成が可能となる。おそらく今大会が最後のW杯になるであろう、この両雄のパフォーマンスは今大会の注目ポイントの1つだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)