「超人ハルクになれる」 長友佑都が大一番でハイパフォーマンスを発揮できる理由「プレッシャーがあればあるほど…」
経験を経てミスすることの怖さを克服
「経験ですよ。昔は不安だったし、怖かった。ミスすることも怖い時もあった。それでもそういうものを乗り越えていく。そうすることで、精神は強くなる。経験とともに。逆境を乗り越えれば、乗り越える力がどんどん強くなっていく。あとは技術ですね。ネガティブな出来事があっても、それをポジティブに変換する技術。人間はみんな理性をもってコントロールできる。その脳をコントロールできる能力があるのに、それをやらないのはもったいない」
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こうした経験を持っている選手が、後ろに構えていることは心強い限り。だが、今回は後方に長友やDF吉田麻也(シャルケ)、DF酒井宏樹(浦和)といった多くの経験を積んだDFがいる反面、2列目より前はW杯経験者がいない。長友は彼らに対しても、「思い切ってプレーさせてあげたい」と言う。
「僕が南アフリカで思い切ってプレーできたように。それはシュンさん(中村俊輔)とか、(中澤)佑二さんとか、いろんなベテランに支えられて、思い切って自分のことだけを考えてやるだけのベースを作ってくれた。そこは自分も作りたいと思っている。ちょっとでも、弱さ、不安を抱えている選手がいたら、それをポジティブな方向に持っていけるような導きをやっていきたい」
自身のコンディションとモチベーションを高め、最大限のプレーを披露しながら、周囲もフォローする。森保ジャパンが目標に掲げるベスト8進出を実現するためには、長友の言葉通りの活躍が必須になるはずだ。