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【W杯入門】大会通算最多ゴール記録者は? トップ10に唯一の現役プレーヤーも
【コラム】W杯のゴールにまつわる記録を紹介
4年に一度行われるサッカーの祭典「ワールドカップ(W杯)」は、中東のカタールを舞台に約1か月間にわたって開催。出場32か国による熱戦の数々に期待が高まるなか、世界中が注目するW杯の知識を蓄えるべく「入門コラム」をお届け。今回は大会でのゴールにまつわる過去の記録を振り返る。
W杯は、サッカーの世界王者を決める大会であり、世界最大のスポーツイベントとして知られている。前回の2018年大会の決勝戦であるフランスとクロアチアの一戦は約11億2000万人が視聴したとされ、大会の総視聴者数は推定35億7200万人とされている。
サッカーを見る際に、多くの人が最も期待するのはゴールだ。今回のコラムでは、このゴールにまつわる過去の記録を再確認する。
1930年にウルグアイで開催された第1回大会の開幕戦となったフランス対メキシコの一戦で、前半19分にフランス代表MFリュシアン・ローランが初ゴールを決めてから、これまでのW杯で通算2548得点が生まれ、スコアラーの総数は1300人を超えた。
そのなかで、最も多くのゴールを決めているのが元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼだ。2001年から14年までドイツ代表で活躍し、W杯で通算16得点を挙げている。ハードワークを厭わず、献身性も兼ね備えたストライカーはゴール前への走り込みもサボらず、決定的な場面では必ず顔を出し、高い決定力でゴールネットを揺らしてきた。
ポーランド生まれのドイツ代表ストライカーは、02年の日韓大会でW杯デビューを果たすと、エースとしてチームの準優勝に貢献。計5得点を挙げて元ブラジル代表FWリバウドとともに、大会得点ランクで2位となっている。自国開催となった2006年大会でも、ドイツは3位に入賞しているが、この大会でもクローゼは5ゴールを記録して大会得点王に輝いた。
続く10年大会では、グループリーグ第2節のセルビア戦で退場処分となったものの、計4得点を記録。ドイツ代表史上6人目となる通算100試合出場を果たした準々決勝のアルゼンチン戦でも2得点を挙げて、4-0の勝利を呼び込んでいる。これで通算14得点としたクローゼは、元ドイツ代表FWゲルト・ミュラーの最多通算得点記録に並んだ。なお、この大会でもドイツは3位決定戦に回ったが、クローゼは背中痛のために欠場している。
「最後のW杯になる」と語っていた14年のブラジル大会ではグループリーグ第2節のガーナ戦で1点ビハインドの後半23分に途中出場すると、そのわずか2分後に同点ゴールをマーク。準決勝のブラジル戦ではチーム2点目のゴールを記録し、通算16得点へ伸ばした。