今季はブライトンで持ち味を発揮

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、カタール・ワールドカップ（W杯）で活躍が期待される選手の1人だ。ベトナム放送局「THE VOICE OF VIETNAM」は、「三笘は日本代表が持つ価値あるファクターの1つだ」と高く評価している。

　三笘は今季初ゴールを奪った11月5日のプレミアリーグ第15節ウォルバーハンプトン戦（3-2）に続き、公式戦2試合連続得点をマーク中。先月14日のブレントフォード戦（0-2）で右足を負傷後、一時戦列を離れたが復帰後の公式戦3試合で2ゴール1アシストと好パフォーマンスを示している。

　今月20日に開幕するカタールW杯での活躍にも期待が懸かるなか、記事では、三笘を日本がグループリーグでドイツ代表やスペイン代表に対抗するためのキーマンの1人と見ている。

「日本はスペイン、ドイツと同グループに入り、多くの困難に直面するのは間違いない。世界トップレベルの強豪に対抗するには、欧州トップリーグでハイパフォーマンスを発揮している、“チームの顔”となる選手が必要だ。三笘は以前は本田圭佑、岡崎慎司、中田英寿、中村俊輔のようなスターレベルには達していなかったが、この1年でクラブシーンと代表シーンでその影響力を証明している」

　FW大迫勇也（ヴィッセル神戸）がメンバーから外れ、MF南野拓実（ASモナコ）はクラブで思うような結果を残せず、FW浅野拓磨（ボーフム）も右膝内側側副靱帯断裂から復帰を目指す状況。攻撃陣に懸念材料があるなかで、「サムライブルーの切り札になる可能性がある」と三笘を高く評価していた。