スペイン代表、カタールW杯落選の「忘れられた」ベスト11を現地紙選出 「トップレベルのチームを組める」
S・ラモスら実力者がずらりと並ぶ
カタール・ワールドカップ(W杯)を戦う各国の登録メンバーが続々と明らかになってきた。グループEで日本代表と同組のスペイン代表も現地時間11月11日にリストを発表。歴代最多180キャップを保持するパリ・サンジェルマン(PSG)DFセルヒオ・ラモスの落選などが話題となったなか、同国メディアはメンバーに入らなかった選手たちを集めたベストイレブンを公開した。
2010年南アフリカ大会での優勝を知るラモスは事前に報じられていた55人の予備リストに名前を連ねてはいたものの、ルイス・エンリケ監督から最後に招集を受けたのは昨年3月。今季はPSGで公式戦19試合に出場と定位置を確保し、いまだ無敗のチームを支えていたが、自身5度目の大舞台に向けての選考からは外れる結果となった。
そうしたなかで、スペイン紙「マルカ」はそのラモスを含む、W杯メンバー外の選手を集めた「忘れられた」ベストイレブンを選出。そのままW杯で戦っていてもおかしくないほどのチームができ上がっている。
守備陣はGKにチェルシーのケパ・アリサバラガ。最終ラインに右からFCバルセロナのエクトル・ベジェリン、前述のラモス、アスレティック・ビルバオのイニゴ・マルティネス、チェルシーのマルク・ククレジャの4人が並んだ。
中盤も4人で、右からリバプールのチアゴ・アルカンタラ、レアル・ソシエダで日本代表MF久保建英と同僚のミケル・メリーノ、PSGのファビアン・ルイス、ベティスのセルヒオ・カナレス。そして最前線はセルタのイアゴ・アスパス、ビジャレアルのジェラール・モレノの2人が名を連ねた。
いずれもクラブレベルでの活躍は目覚ましい選手ばかりだが、限られた26人の登録メンバーからは漏れる結果となった。「マルカ」紙は「スペインサッカーのポテンシャルは非常に大きく、監督から選ばれなかった選手たちでもトップレベルのチームを組める。“ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)”の過酷な競争の影響を受けた選手たち」とこの顔ぶれを紹介した。
(FOOTBALL ZONE編集部)