まとまりは日本の強みだと「信じたい」 酒井宏樹が事前合宿なしのW杯に見解「逆にチャンスだと思うしかない」
大会開幕まで10日を切り、日本代表は国内組7人でスタートを切る
カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて首都ドーハ入りした日本代表は11月11日、現地で最初の練習を行った。出発がほかの国内組6選手から1日遅れたDF酒井宏樹(浦和レッズ)にとっては移動日ということもあり、ウォーミングアップ後はランニングとストレッチのみを行い、ロッカールームへ戻った。
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酒井は、「今日、到着したことでコントロールしてくれています。一昨日、昨日と浦和で普通にメニューをこなしているので、問題ありません。ゆっくり慎重にやっていきたい」と、コンディションには一切の不安がないことを強調した。
日本はW杯前最後の試合として、17日にアラブ首長国連邦(UAE)でカナダ代表と対戦する。4年前のロシアW杯の時は、ガーナ戦(0-2)、スイス戦(0-2)と連敗したが、大会前最後のパラグアイ戦に4-2で勝利。勢いに乗った西野ジャパンは、ベスト16進出を果たした。
だが、酒井はカナダ戦に関しては「カナダ戦に対して、特別にどうということはありません。練習試合ですし、本番に向けてやっていければいい」と言い、結果についても「難しい。統計的にどうですかね。過去、何大会かは(直前に)いい結果が出た時も本番が良くなかったことがあった。何がいいのか分からない。良すぎても良くない。こればかりは本番で結果が出ないと意味がない。それに向けていい準備をする」と、重視しない考えを示した。
今回のW杯は欧州リーグ戦がシーズン中ということもあり、これまでのように長期の事前合宿を組めない。それでも、この状況は日本にとってプラスになると感じているという。
「準備期間は短いですが、それはほかのチームも一緒なので、逆にチャンスだと思うしかない。しっかり準備できないチームもあるだろうし、思ってもいない結果が生まれるかもしれない。そういうところを突いていきたい。チャンスが少しでもあるなら準備したい」と言い、まとまるということに関しては、日本人の強みだと感じているかと聞かれると、「だと思いますし、だと信じたい」と返した。
W杯の優勝経験があり、今大会でも優勝候補に挙がるドイツ代表、スペイン代表、さらに北中米カリブ海の強豪であるコスタリカ代表と同グループの日本。国内組とはいえ、一足早くトレーニングキャンプをスタートした森保ジャパンは、集団としての強みを発揮して、目標に掲げているベスト8に辿り着くことはできるだろうか。