日本代表GK権田修一「骨にヒビが入っていた」と告白 W杯メンバー入りへ安堵「ちょっと難しいかなと…」
カタール入り後初練習、9月の欧州遠征で負った怪我について言及
2014年ブラジル大会以来、2大会ぶりのワールドカップ(W杯)メンバー入りを果たしたGK権田修一(清水エスパルス)は11月11日の練習後、9月の欧州遠征で背中を痛めた際、骨にヒビが入っていたことを明かし、W杯のメンバー入りができたことへの思いを口にした。
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9月のドイツ遠征で権田はアメリカ代表戦(2-0)で相手選手と接触し負傷。前半のみのプレーに終わった。さらに復帰戦となったJ1リーグ第32節の川崎フロンターレ戦で、DF谷口彰悟(川崎)と接触した際に同箇所を負傷。この試合も前半のみでベンチに下がった。
「(代表に)戻って来られて良かったですね。まさか出た試合、2試合続けて45分で代わることになるとは思わなかった。正直、『ちょっと難しいかな』と思った時もあったんです。2回目、谷口選手がぶつかってきた時は、マズいかなと思いました。
今だから言えますが、骨にヒビが入っていた。やっとJリーグのラスト2試合くらいで普通に動けるようになってきた。チームがうまくいかなかったなかでも、個人でしっかりやってきた結果が代表選出へつながったと思うので、ここに来られたことは素直に嬉しい。ここでやるだけ」と、自身のコンディション、さらには所属する清水がJ2に降格したなかでも、メンバー入りを果たし、カタールの地を踏めたことへの安堵を口にした。
負傷の影響が気になるところだが、権田は「もう大丈夫です。正直、ジュビロ戦くらいまではしんどかったですが、鹿島戦が終わった時はわりとスッキリしていました。ラスト1週間は何も気にせず練習できていたので、コンディションは今、全然普通に動けます。あとはこっちの暑さ、時差もあるので、しっかり慣れることだと思います」と、問題がないことを強調した。
そして、欧州組が合流前で、7人でのスタートとなっただけに「まず、人がこれしかいないので、僕らができるのはコンディションを上げること。リーグ戦が終わってから、少し休んでいたので、ここからしっかり上げていくこと。あとは上げるといっても、ここでピークを持ってくると、それはそれで疲れてしまう。カナダ戦から初戦のドイツ戦までに準備をすることが大事だと思います」と、最高の状態で初戦となるドイツ戦を迎えられるように準備をしていくことを誓った。
(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)