中村俊輔、印象に残っている試合は松田直樹さん急逝直後の一戦「僕を変えようとしてくれた人」
10日に引退会見 26年のプロキャリアで印象に残っている試合について語る
J2横浜FCは11月10日、元日本代表MF中村俊輔の引退記者会見を実施した。中村は26年のプロキャリアで印象に残っている試合を問われ、元日本代表DF松田直樹さんが急逝した直後の試合を挙げている。
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中村は桐光学園高から1997年に横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)入り。その後、2002年以降は欧州に活躍の舞台を移し、レッジーナ(イタリア)、セルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)でプレーした。10年に古巣の横浜FMに復帰。17年からは磐田、横浜FCと渡り歩いた。
日本代表では2度のワールドカップ(2006年ドイツ大会、10年南アフリカ大会)に出場するなど、国際Aマッチ98試合で24得点を記録。J1リーグで通算408試合73得点、2度のMVP受賞(2000年、13年)と輝かしい実績を誇ってきたが、近年は怪我に苦しみ、今季リーグ戦では5試合の出場にとどまっていた。
キャリアで印象に残っている試合を問われると、「松田選手が亡くなって最初の試合がレイソル戦」と回答。「ボールも、足も地についていない感じでやって、あの悲しい感じでやったのは1試合だけですね」と振り返り、次のように続けている。
「マツさんだったら今、何を考えているかなとか、こういう状況でどうしてるかなとか、考えるようになった。僕を変えようとしてくれた人なので。残念だったんですけど、次に進まなければいけないので、そういう思いでやっていました」
クラブ、代表で共闘した松田さんの急逝。現役を終える今も印象に残るほど、直後の試合は特殊な心理状態だったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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