「フリーで失う危機」 鎌田大地、ドルトムント移籍報道に地元紙指摘「甚大な経済的被害が…」
来夏に契約切れを迎える鎌田の動向に注目
ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、今季公式戦20試合で12得点3アシストを記録し、欧州各国のチームから熱視線を注がれている。強豪ドルトムントからの興味が報じられるなか、地元メディアはフリー移籍の場合に生じる“被害”に言及している。
鎌田は現地時間10月29日のブンデスリーガ第12節ドルトムント戦(1-2)で、右足の強力なミドルシュートで今季7得点目を記録。チームは敗れたが、ドイツ誌「キッカー」では今季3回目となる今節のベストイレブンに選出された。評価を高め続ける鎌田を、ドルトムントが獲得リストのトップに置いているとドイツテレビ局「SPORT1」が伝えている。
これを受け、ドイツ地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は「ドルトムントがフランクフルトのスターを狙う」と見出しを打って報道。「フランクフルトはスポーツ面の絶頂期を迎えている」としたうえで、「トップパフォーマーをフリーで失う危機に瀕している」と来夏に契約切れを迎える鎌田の“流出”に懸念を示し、次のように報じた。
「フランクフルトでは主に攻撃的MFを務める鎌田は、20試合で12ゴール3アシストを記録しており、市場価値は2200万ユーロ(約32億円)だ。ドルトムント移籍となれば中盤のクオリティーが失われることはもちろん、甚大な経済的被害がもたらされることになる」
その活躍によってチームは躍進し、市場価値を高める鎌田。しかし、すでに移籍金の回収が難しいタイミングでもあり、フランクフルトにとっては頭の痛い問題にもなっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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