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“レスターのカンテ“と”チェルシーのカンテ”の違いは? データで見るプレースタイルの変化
チェルシー加入で変わったのは…
一方、今季のチェルシーではピッチを横方向に区切った際の中間のゾーン、つまり自陣ゴール前から敵陣ゴール前までセンターラインでのプレー比率が高まっている。3エリアの合計は54.87%で、これはレスター時代から20.86%も上昇している。
レスターではダブルボランチの相棒を務めたMFダニー・ドリンクウォーターが攻撃に比重を置くタイプだったことから、カンテは最終ラインの前で左右幅広くカバーする役目に徹することが多かったのだろう。一方チェルシーでは、現在コンビを組むMFネマニャ・マティッチが、カンテの1試合平均走行距離である11.34kmを上回る11.88kmを記録するなどハードワークを持ち味としているため、攻守をバランス良く補完し合い、カンテ自身の前線への攻撃参加や、レスターではそれほど多くなかったセンターバックの攻め上がりをカバーする機会が多くなったと見られる。
チェルシーに移籍したことで、前線、最終ラインに顔を出す機会が増加。進境著しいカンテは、レスター時代の「守備職人」から「マルチプレーヤー」へと、さらなる飛躍を遂げようとしている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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