三笘薫は「違う形で相手DFに脅威」 英記者が存在感を高評価「ブライトンに所属するどの選手とも違う」

ブライトンでプレーする三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンでプレーする三笘薫【写真:ロイター】

今季はプレミアリーグ9試合で1得点1アシストを記録

 イングランド1部ブライトンの日本代表FW三笘薫は、現地時間11月5日のプレミアリーグ第15節ウォルバーハンプトン戦で今季初ゴールを含むチームの全得点に絡む活躍で3-2の勝利に貢献した。英公共放送「BBC」のスコット・マッカーシー記者は、25歳の日本人アタッカーを「ブライトンに所属するどの選手とも違う」と高く評価している。

 2試合連続スターティングイレブンに名を連ねた三笘は前半に右足アウトサイドを使ったパスで先制点の起点となると、1-2で迎えた同44分にはMFアダム・ララーナからの正確なクロスからヘディングで今季初ゴールをゲット。同アディショナルタイムには正確なボールタッチでDFネルソン・セメドの退場を誘発した。さらに後半38分には再び左サイドから仕掛けてエリア内を突破し、DFパスカル・グロスの決勝点を演出と獅子奮迅の活躍でチームを勝利に導いた。

 プレミアリーグ出場9試合で1得点1アシストだが、成績以上のインパクトを残している三笘。「BBC」ではマッカーシー記者がブライトンに“新たな風を吹かせた男”として評価している。

「過去3シーズン、ブライトンを見てきた人なら最大の問題の1つはプレーが予測可能すぎると言うだろう。勝つための唯一のアプローチはパス、パス、パス、パスと固執することだった。ポゼッションで敵を崩せないと、ブライトンにはほかに道を見つける手段がなかった。ブライトンがボールキープ力とともに、違う形で相手のディフェンスに脅威を与えられる選手を探していた。敵に向かっていく、素早くトリッキーなタイプだ。これが、ロベルト・デ・ゼルビ監督が三笘をスタメンに引き上げた要因だ。彼はブライトンに所属するどの選手とも違う、唯一無二の存在だ」

 6勝3分4敗でプレミアリーグ6位につけるチームの原動力となっている三笘。記事では、「三笘はブライトンのサポーターから軽視されているわけではない、プレミアリーグでトップ7と欧州カップ戦の扉を開いてくれる可能性がある。もちろん、チェルシーがそれまでに彼を引き抜かない限りだが……」と締め括られており、ブライトンとしては三笘の“引き抜き”も警戒しなければいけないかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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