シュツットガルト遠藤航、頭部強打で途中交代 クラブSD「一度、完全に意識を失っていた」

遠藤航がヘルタ・ベルリン戦で頭部を強打【写真:Getty Images】
遠藤航がヘルタ・ベルリン戦で頭部を強打【写真:Getty Images】

8日のヘルタ・ベルリン戦で頭部を激しく打ち、担架に運ばれ途中交代

 ドイツ1部シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、現地時間11月8日のブンデスリーガ第14節ヘルタ・ベルリン戦(2-1)に出場し、後半32分に頭部を強打して途中交代となった。チームのスポーツディレクター(SD)を務めるスベン・ミスリンタート氏は「頭の側面だったし、どこにも怪我がないことを願う」と語っている。

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 カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーに選出されている遠藤は、同じく日本代表に選ばれたDF伊藤洋輝とともに先発出場。しかし、1-1で迎えた後半32分、相手のセットプレーのこぼれ球をクリアしようとした遠藤に、背後から相手選手が激しく衝突してしまう。頭部を強く打ち付けた遠藤はそのままピッチで治療を受け、約6分後に担架で運ばれて交代となった。

 試合はその後、シュツットガルトが後半アディショナルタイムの劇的ゴールで勝利を収めた。シュツットガルト公式ツイッターは試合後、ロッカールームで遠藤のユニフォームを掲げるチームメイトの写真とともに、遠藤の状態を報告。「意識がなかったが、救急車の中で反応を取り戻した」としている。

 ドイツ地元メディア「シュツットガルト・ナハリヒテン」は「衝突から生まれた深刻な事象が勝利に影を落とす」と遠藤の途中交代に言及。「SPORTBUZZER」によると、ミスリンタートSDは「彼は一度、完全に意識を失っていた」と証言。そのうえで「頭の側面だったし、どこにも損傷がないことを願う。ただ、まだ詳しい状態は分からない」と語っていたという。

 すでにDF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)の負傷欠場が決定し、DF冨安健洋(アーセナル)も復帰濃厚とはいえ負傷中。欧州でプレーする日本代表戦士のアクシデントが続いている。

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