冨安健洋はアーセナルの「ブーストになる」 W杯“出場可”報道に英注目「不安があったが…」

アーセナルDF冨安健洋【写真:ロイター】
アーセナルDF冨安健洋【写真:ロイター】

ELチューリヒ戦で負傷も、W杯には間に合う見込み

 アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現在、負傷離脱中となっている。カタール・ワールドカップ(W杯)出場可否も注目されてきたが、楽観的な見方が示されたことにより、英メディアは「ブーストになるだろう」とリーグ首位を走るアーセナルへの好影響も指摘している。

 冨安は昨季、度重なる負傷によって後半戦のほとんどを欠場。今季に入っても、コンディションの影響から序盤は出番が限られていたが、リーグ第10節のリバプール戦(3-2)での左サイドバック(SB)での起用が当たり、対峙したエジプト代表FWモハメド・サラーと完封。その後も左SBとして徐々に出番を掴んでいった。

 しかし、3日のELグループステージ第6節チューリヒ戦で途中出場した際、約15分後にハムストリングの負傷で交代を余儀なくされ、6日のプレミアリーグ第15節チェルシー戦(1-0)は欠場した。

 そのなかで英紙「デイリー・メール」は、日本代表の森保一監督が冨安のW杯出場に楽観的な見方を示したことに注目。「タケヒロ・トミヤスが長期離脱とならなければ、アーセナルにとってブーストとなるだろう」と見出しを打ち、次のように報じている。

「チューリヒ戦の負傷で冨安にはW杯出場に向けて不安があった。しかし、森保一監督は24歳のDFが23日の初戦・ドイツ戦に間に合うとした」

「冨安は9日のリーグカップ・ブライトン戦と12日のプレミアリーグ第12節・ウォルバーハンプトン戦は欠場しそうだが、リーグ再開後の12月に行われるボクシングデーのウェストハム戦には十分復帰できそうだ」

 ここまで11勝1分1敗と圧倒的な戦績を残す一方、王者マンチェスター・シティとのマッチレースでは総力戦となることが予想されるアーセナル。複数ポジションを高いクオリティーでこなす冨安は、リーグ再開後も心強い存在として重宝されそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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