2022年Jリーグベストイレブン発表、優勝の横浜FM&2位川崎から計10人選出 水沼宏太「全ての方に感謝しかない」
得点王の清水FWチアゴ・サンタナが唯一、横浜FM&川崎以外から選出
今季のJ1リーグで活躍したチームや選手、監督を表彰する「2022 Jリーグアウォーズ」が東京都内で11月7日に開催され、ベストイレブンは優勝した横浜F・マリノスと2位の川崎フロンターレによって10人が占められた。
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今季のJ1は全34試合で勝ち点68を獲得して3シーズンぶりの優勝を果たした横浜FMと、勝ち点2差の2位で3連覇を逃した川崎が2強を形成。3位のサンフレッチェ広島は勝ち点55で、横浜FMとは13ポイント差があった。
それだけにベストイレブンも両チームから合計10人が選出。FWに14ゴールで得点王を獲得した清水エスパルスのFWチアゴ・サンタナが入り、GKからMFまでは日本人選手、FWは外国人選手3人という構成だった。
GKは高丘陽平(横浜FM/初受賞)が選出され、DFは谷口彰悟(川崎/4回目)、山根視来(川崎/3回目)、岩田智輝(横浜FM/初)、小池龍太(横浜FM/初)の4人。MFは家長昭博(川崎/4回目)、脇坂泰斗(川崎/2回目)、水沼宏太(横浜FM/初)の3人が受賞。FWはマルシーニョ(川崎/初)、エウベル(横浜FM/初)にサンタナが初受賞で加わった3人だった。
今季のJ1において、横浜FMと川崎が個々の選手を見てもクオリティーを示していたことが改めて確認されるような受賞者リストになっていた。小池は「光栄です。僕自身、JFLからプレーしてきてまさかこのような舞台で賞をもらえると思っていなかった。嬉しい」とコメント。JFAアカデミー出身で初のベストイレブンだけに、壇上で元日本代表FW福田正博氏から「もしかしたら(田嶋幸三)会長が一番喜んでる」と話を振られると、小池はそちらを向いて「頑張りました」と笑顔だった。
また、水沼は「年齢は正直あまり考えなかったけど、これまでのサッカー人生で関わってくれた全ての方に感謝しかない」と語り、優勝決定のヴィッセル神戸戦について「嬉し涙は勝手に出てくるものだと思った。試合が終わる2分前くらいから我慢できない状況で、みんなゴメンと思っていた。優勝はこういうものだと感じた」と話した。福田氏からは、父で横浜FMのOB、元日本代表MF水沼貴史氏について話題が振られ、「喜んでました。『おー』と」と、親孝行に笑顔だった。
川崎では谷口がこのアウォーズを欠席となったが、脇坂は「普段プレーしているチームメイトやJリーグで切磋琢磨している方に投票してもらって選ばれるの光栄だし、自信になる」と2回目の受賞の喜びを語っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)