「こんなに苦労している」 闘莉王が森保ジャパンの“守護神選考”に感じた「日本人GKが育たない理由」
「闘莉王TV」で谷晃生の外れたGK陣に言及
11月20日に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表メンバー26人の発表が11月1日に行われた。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は森保一監督のGK3人の人選に対し、「日本のGKが育たないのもこういうところが原因」と指摘を呈している。
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闘莉王氏のYouTube「闘莉王TV」の最新回は日本代表のカタールW杯メンバー発表。今大会からメンバー26人が選ばれることになったが、GKは3人。GK権田修一(清水エスパルス)、4大会連続出場となったGK川島永嗣(ストラスブール)、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)の顔ぶれとなったが、闘莉王氏は「この3人を選んで、谷選手を連れて行かない。日本のGKの未来を考えていない。正直そう思う」と苦言を呈した。
39歳の川島は経験値を誇るも、今季チームで定位置を確保できず。33歳の権田もJ1最終節・北海道コンサドーレ札幌戦で怒涛の4失点で、チームはJ2陥落。9月のドイツ遠征2試合に出場したシュミットも30歳。絶対的な守護神不在な森保ジャパンに昨年の東京五輪で奮闘した谷晃生(湘南ベルマーレ)という若い血は入らなかった。
「(今回のW杯メンバーに)入るなら谷選手が一番可能性が高かった。今後の、次のW杯のことを少し考えていない。だからこそ、今の日本のGKがこんなに苦労している。Jリーグにはたくさんの外国人GKがいる。日本のGKが育たないのもこういうところが原因。この3人の中では、権田で(スタメン)行くのかな。スタメン(を考えるうえ)で一番難しいのはGK」
かつて川口能活氏、楢﨑正剛氏という名手が存在感を放った日本のゴールマウスだが、今大会の人選も代表守護神の未来に影を落とすのではと、闘将が危惧する最新回になっている。