3日のELチューリヒ戦で負傷交代となっていた

　アーセナルの日本代表DF冨安健洋は現地時間11月3日のUEFAヨーロッパリーグ（EL）グループステージ第6節チューリヒ戦（1-0）に途中出場するも、ハムストリングの負傷により15分間の出場で交代を余儀なくされた。カタール・ワールドカップ（W杯）も迫るなかで状態が危惧されるが、6日のチェルシー戦に向けたチーム練習に姿はなかったと現地メディアが伝えている。

　冨安は昨季も負傷でシーズン後半戦の大半を欠場。その影響は今季のプレシーズンにも及び、開幕前のテストマッチには出場していなかった。徐々にコンディションを上げ、左サイドバックとしてレギュラーに定着していた矢先にチューリヒ戦での負傷交代となった。

　英メディア「フットボール・ロンドン」は6日に行われるチェルシー戦に向けたチーム状況をレポート。そのなかで「No Tomiyasu」と日本代表DFが試合の前日練習を欠席していたことを伝えた。左右のサイドバックとしてチームに貢献してきた冨安の不在はアーセナルにとっても大きな打撃となりかねない。同メディアは冨安について次のように記した。

「チューリヒ戦の残り2分に足を引きずってピッチを後にした冨安健洋が土曜日の練習に姿を見せなかったのは驚きではなく、彼がスタンフォード・ブリッジでプレーしないことの兆候だろう。とはいえ、これまでオレクサンドル・ジンチェンコやウィリアム・サリバらが試合前日のトレーニングを欠席しても、翌日の試合に出場していたこともある。多くのアーセナルサポーターは、これは単にカメラマンが彼を見逃していただけであることを願っているだろう」

　冨安はプレミアリーグで4試合連続出場中だが、チェルシーとの大一番は欠場する可能性が高そうだ。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」の予想スタメンからも外れ、出場に疑問符がつけられている。

　アーセナルの予想スタメンは以下のとおり。

GK
アーロン・ラムズデール

DF
ベン・ホワイト
ウィリアム・サリバ
ガブリエウ・マガリャンイス
キーラン・ティアニー

MF
マルティン・ウーデゴール
トーマス・パーティ
グラニト・ジャカ

FW
ブカヨ・サカ
ガブリエウ・ジェズス
ガブリエウ・マルティネッリ