3年ぶりJ1優勝の横浜FM、主将・喜田拓也が感慨「5つ目の星の意味は自分たちが一番よく分かっていた」
J1優勝を懸けたアウェイ神戸戦で勝利 2019年以来の優勝を決める
J1リーグ最終節が11月5日に一斉開催され、首位の横浜F・マリノスは敵地でヴィッセル神戸を3-1で破り、3年ぶりの優勝を決めた。主将のMF喜田拓也は「みんなの喜ぶ顔を見たら、感無量です」と喜びを語っている。
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勝てば文句なし、引き分けでもほぼ優勝が決まる横浜FMは、前半7分に一度はゴールネットを揺らしたものの、長い中断の末にファウルでノーゴールの判定。その後、同26分にFW水沼宏太のクロスからFWエウベルが先制点を挙げたが、アディショナルタイムに神戸FW武藤嘉紀に同点弾を浴び、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半8分には水沼のFKのこぼれ球からMF西村拓真が左足で押し込み、2-1とリードを奪う。そして同25分に仲川が投入されると、わずか3分後に水沼のクロスに仲川が合わせて3点目。3-1の完勝で、2019シーズン以来3年ぶりの優勝を決めた。
試合後、喜田は「このためにやってきたので、本当、1年いろいろなことがありましたけど、みんなの喜ぶ顔を見たら、感無量です」とコメント。終盤の足踏みにも触れ、「優勝に王手をかけてから少し時間がかかってしまいましたけど、年間通して苦しいときもみんなが一つになって、逃げないで、ひたむきにやってきた。みんなの喜ぶ顔を見ると本当に報われたなと思うし、みんなに感謝したいし心からおめでとうと言いたいです」と笑顔を見せ、次のように続けた。
「信じる気持ちは常にお互い持ってきましたし、それがこのチームの強み。誰もが仲間を、チームを信じてやってきた。本当にみんなが報われてよかったと思います。(3年前の優勝とは)また見える景色は少し違いますけど、何より5つ目の星の意味は自分たちが一番よく分かっていた。これがどれだけの重みなのかは肝に銘じてやってきた。それを奪い取れたことはマリノスファミリー全員の力。本当におめでとうとございます。アウェイですけどこれだけたくさんのお客さんに来てもらって、それだけ期待していただいていた。皆さんに5つ目の星をプレゼントできたことは、仲間を本当に誇りに思います」
川崎フロンターレの3連覇を阻止し、ケヴィン・マスカット監督体制では初のリーグ優勝を果たした横浜FM。キャプテンの口からは感謝の言葉が何度も紡がれていた。