「自分らしさを失うことになる」 元PSGイブラが見たムバッペ契約延長の問題点は?「アドバイザーが悪化させた」
選手として賞賛も「自分のためではなく、パリのために正しい選択をした」と指摘
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペは、今季もここまで公式戦18試合で18ゴール5アシストを記録するなど、23歳でその才能を遺憾なく発揮している。今年5月には、クラブと2025年6月末まで契約を延長したなか、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン/イタリア)がムバッペの契約延長に疑問を呈している。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。
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ムバッペは23歳の若さながら、スピードや決定力を武器にクラブ、そしてフランス代表としても活躍。これまでさまざまな移籍報道が飛び交ったなか、2022年5月にクラブと3年の契約延長を結んだ。その後、一時は冬の移籍市場での退団を望んでいる趣旨の報道があったが、ムバッペ自身が「僕は一度も1月に移籍を要求したことはない」と否定をしている。
そのような流れを受けて、米スポーツ専門局「ESPN」は「イブラヒモビッチ、キリアン・ムバッペのPSG延長に疑問を呈し『クラブより大きくなることはない』と警告」と元PSGのスターのコメントを紹介している。
同メディアは、イブラヒモビッチがムバッペを「選手として、彼はファンタスティックだ」と称賛しつつ「しかし、規律を失えばアイデンティティーを失う」と指摘したと報じ、「彼は自分のためではなく、パリのために正しい選択をした。なぜなら、彼はクラブよりも自分の方が重要であるという状況に身を置いたからだ。でも、クラブより大きな存在になることはない。子供が強くなれば、簡単にお金を稼ぐことができるのに」とムバッペの決断に疑問を呈したとしている。
さらに記事内でイブラヒモビッチは「ムバッペのアドバイザーが夏に彼の移籍状況を悪化させた」と非難しており、「彼の両親は弁護士やエージェント、コーチになった。それが問題なんだ。それが、自分を律し、自分らしさを失うことになる」と厳しい指摘を送っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)