「CFは日本の欠点」 森保ジャパンのカタールW杯メンバー26人を中国はどう感じた?
「アジア最高のボランチ」である遠藤と、個で打開できる三笘に中国メディアも注目
「三笘薫選手にとにかく注目しています。中国でもファンが日に日に多くなっています」
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次に話を聞いたのは、中国大手サッカーメディア「タイタン・スポーツ」のビリー記者です。彼も注目選手として三笘選手、そしてもう1人に遠藤航選手(シュツットガルト)を挙げました。
「メンバー選考については良くも悪くも予想通り、森保一監督の考えが見える結果で驚きはなかったです」
「中国では『爆点』という言い方があり、これは自らドリブルで運んでゴールまで決める、つまりすべてを1人で解決してしまう選手のことをこう呼びます。まさに三笘選手はそれですね。彼がW杯でどれほど力を発揮できるのか、今大会の日本チームではそこに一番注目しています。また、遠藤選手も中国でアジア最高のボランチと認知されています。前回のW杯では出番がなかったと思うので、全盛期で迎える今大会で彼がどれほどデュエルで勝てるかを楽しみにしています」
彼ら中国サッカー関係者に話を聞き感じたのは、日本サッカーの層の厚さに対する嫉妬と、三笘選手への絶対的な期待です。今回のメンバー発表で選ばれた選手のほとんどがヨーロッパでプレーし、またそのヨーロッパでも際立った活躍をする三笘選手。日本国民だけでなく中国サッカーファン、中国サッカー関係者も、今大会の日本代表、そして三笘選手の“爆点”に注目しています。
久保田嶺
1991年生まれ、埼玉県出身。「Rouse Shanghai Co.,Ltd.」代表。日系企業の中国インバウンド事業やマーケティング、中国サッカー選手/指導者のマネージメントを手掛ける。自身の中国SNSフォロワー数も40万人と中国サッカー界で一番有名な日本人としても活躍。日本へ中国サッカー情報を発信する。