J1リーグは最終章へ 熾烈な残留争いはG大阪、京都など5チームが関与…自動降格圏の清水に“奇跡”の可能性も

湘南&福岡はJ1参入プレーオフへ回る可能性、他会場次第では敗れても残留の可能性

 勝ち点38の湘南ベルマーレはアウェーで柏レイソル、同37のアビスパ福岡はアウェーで浦和と対戦する。両者は自動降格の可能性はないものの、J1参入プレーオフ出場となる16位の可能性が残る。

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 前述の3チームで2番目の順位になるチームの最大勝ち点は38のため湘南は引き分け以上、福岡は勝利した場合に自力で残留が決まる。しかし、G大阪と京都がいずれも勝利して前述の3チームのうち2番目のチームが勝ち点38の京都になった場合、得失点差がマイナス8よりも確実に改善されるため、湘南は敗れた場合、福岡は引き分け以下の場合に順位を落とす。

 この場合、湘南と福岡の間での得失点差で16位が決まる可能性も秘める。もちろん、湘南と京都は前述の3チームの結果次第では敗戦しても残留できる可能性がある。

 特に残留争いでは清水が勝利するかどうか、京都とG大阪が揃って勝利を手にするかどうかが大きな影響を与える。この5チームに関しては、他会場の経過を見ながら後半から終盤の時間帯は得失点差の状況も加味した戦いが必要になるかもしれない。

 1シーズンの戦いもこれがラストの90分になる。全会場が消化試合にならない奇跡的な組み合わせとなった日程は、どのようなドラマを生み出すことになるだろうか。

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