マンU“10番”ルーニーの不振は「完全なるホラー」 英紙がワトフォード戦のデータを紹介し酷評
1対1で一度も抜けず、タックルも成功せず
まずは「セットプレーでのキック精度の欠如」。ルーニーはCKとFKで9回キッカーを務めたが、シュートに結びついたのは2本だけだったという。
一方で、流れのなかでのプレーでも、「決定機を一度も作れなかった」と指摘されている。10番を託され、攻撃の中核を担う選手としては深刻な事態だ。「スルーパスを1本も出せず」、ボールを受けてもワトフォードの選手を相手に「一度も1対1を仕掛けず、一度も抜くことができなかった」という。
そしてゴール前での精度も欠いたようで、「枠内シュートゼロ」、さらに「実際のところ、枠外シュートがたったの1本」とまでこき下ろされている。記事では、ここまで6つの項目を列挙してユナイテッド主将を断罪してきたが、「待て! ルーニーはストライカー役ではなかった。攻撃面のスタッツで彼を判断できない」という擁護論を取り上げ、それに対して守備面のデータも持ち出し考察を続けている。
7番目のスタッツとして取り上げたのは、「一度もタックルを成功しなかった。一度もだ!」と守備面での不発ぶりを紹介。さらに「空中戦で3回競り合ったが、2回負ける」と、ヘディングでの競り合いでも強さを発揮できなかったという。
9番目は守備面の総括として、「実際のところ、彼の守備面全体での貢献はインターセプト1回、ブロック1回、そして……ファウル1回」と指摘し、物足りないものだったと断罪している。