鳥栖DFのPA内タックルは“好プレー” 湘南FW転倒も「危険は与えていない」「コースに行っている」
湘南FW瀬川に対する鳥栖DFファン・ソッコのタックルシーンを検証
スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、10月29日のJ1第33節・湘南ベルマーレとサガン鳥栖の前半28分、湘南FW瀬川祐輔のドリブル突破に対する鳥栖DFファン・ソッコのタックルシーンが取り上げられた。
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この場面では、瀬川がペナルティーエリア(PA)内の左45度付近から侵入し、スライディングタックルを試みるファン・ソッコに対し瀬川が右足アウトサイドでコースを変えて突破しようとしたところでの転倒になった。
ゲスト出演した元日本代表FW高木琢也氏は「結論から言うとナイスタックル。コースに入るようなスライディングをしている」と指摘。「瀬川がボールを突いたものが手に当たればPKになると思うが、お尻のあたりで防いでいるのでしっかりしたタックルでありファウルではないと思う」と見解を示した。
元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏も「ノーファウル」という見解。「(ドリブルの)コースにタックルに行っている。それをかわそうとしてドリブルのコースを変えようとするので、相手に危険は与えていない。最終的にボールも当たっていてプレーと言える。飯田さん(レフェリー)もすごく良いポジションから見ていて、コースに行ったのも分かっていると思うし、手に当たっておらず背中からお尻にボールが当たっているのも認識していると思う」とコメントした。
そのうえで、飯田淳平レフェリーが湘南の選手にジェスチャーを交え「コースにタックルに行って、そこにボールが当たっている」と説明しているように見えるとした。
また、高木氏は「特にボックスの中なので、ファン・ソッコは自信があったと思う。そうでなければあのタックルはできない。(ボールに)当たってなければPKになってしまう」と、ファン・ソッコの好プレーだったと称えていた。