サンプ戦強行出場の本田に番記者たちの厳しい言葉が並ぶ 「蚊帳の外にいた」「本田は苦しんでいる」

「勝てたゲームだった」

 ACミランの日本代表FW本田圭祐は8日、敵地サンプドリア戦に出場し、後半14分に今季最短で途中交代となった。試合は2-2のドローに終わったが、不発に終わった背番号「10」に地元メディアの評価は低く、「蚊帳の外」「ゲームメークできず」と酷評された。
 地元テレビ局「7ゴールドTV」のパオロ・ヴィンチ記者は本田に平均点5.5点を与えたが、その評価は厳しかった。
「本田はとても特別な時期を過ごしている。べローナ戦では最高にいいプレーをした。10月19日にリーグ得点王になった後、ここ3週間のリーグ4試合で少しずつ、コンディションが下がっている」
 リーグ戦全試合先発出場による蓄積疲労と、インフルエンザから回復間もない本田の体調面を指摘した。開幕7試合で6得点2アシストとゴールラッシュを見せた序盤と比べ、コンディションが低下している事実を述べた。その本田が、この日は蚊帳の外状態だったという。
「パレルモ戦では、さらなる落胆を味わわされたが、今日の試合で何かもっと輝くようなプレーができていたらよかった。今日の本田は戦術的に蚊帳の外にいた感じだった。メネズとトーレス、エルシャラウィとメネズのコンビも、本田が攻撃でもっと他の選手たちと連動できていたら、今日は勝てたと思う」
 番記者は、周囲と連動性を高めてフィニッシュに絡めれば、勝利の可能性は高まったのではとも分析した。

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