ユベントス、CL敗退は「災難」も…ELの重要性をデル・ピエロ氏が指摘「可能にするラインアップがある」
CL敗退の古巣に「経済的なものも含め、ある面では災難だ」とコメント
イタリア・セリエAの名門ユベントスは2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終戦でパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れた。すでに決勝トーナメント進出を逃していたが、クラブのレジェンドでもある元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏は「今はヨーロッパリーグ(EL)でチャンスがある」と、次の目標を定めるべきと語った。
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デル・ピエロ氏は現役時代に長年にわたってユベントスでプレーした。背番号「10」をつけ、何度となく芸術的なシュートを決めた左45度付近は「デルピエロ・ゾーン」とも呼ばれた。イタリア代表では2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)優勝に貢献し、現在は引退して衛星放送「スカイ・スポーツ」でコメンテーターを務めている。
ユベントスはマッシミリアーノ・アッレグリ監督の指揮下で今季のCLは1勝5敗の成績で敗退。しかし、同じ成績のマッカビ・ハイファを得失点差で何とか上回って3位の座を確保。この後は、ELのグループステージを2位通過したチームとプレーオフに臨み、勝利すればELで16強に入ることになる。
デル・ピエロ氏は2013-14シーズン以来、初めてCL決勝トーナメント進出を逃した古巣に対し「経済的なものも含め、ある面では災難だ」とコメント。そのうえで、目標を切り替えての奮起を促している。
「今はELでチャンスがある。また、バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドといったチームと対戦する可能性もあるんだ。強度の高い、激しいトーナメントになり得る。そして、なぜそれを勝ち取ろうとしないのか? ユベントスには、それを可能にするラインアップがある」
今季のユベントスはフランス代表MFポール・ポグバやアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、同代表MFレアンドロ・パレデスといった新加入選手たちに期待もかかったが、三者ともすでに負傷離脱を経験。ポグバはプレシーズンに膝を負傷すると先日に手術へと踏み切り、今季はまだ出場できていない。
カタールW杯での中断と冬の移籍市場を挟み、ユベントスは立て直してファンタジスタの期待するELでの巻き返しを見せられるだろうか。