マンUは「ボーンマス以下」!? ペップが宿敵モウリーニョ流サッカーを“間接的”に批判

ファンの間からは“スペシャル・ワンス”の声も

 これまでの対戦相手には、10日に2-1で下したモウリーニョ監督率いるユナイテッドも含まれる。ユナイテッドは今夏、FWズラタン・イブラヒモビッチ、MFポール・ポグバ、ヘンリク・ムヒタリアンと3年連続の大型補強を展開したが、ロングボールとクロスが目立つ冴えないサッカーを展開中。公式戦3連敗を喫してメディアから批判が噴出しているなか、未完成のユナイテッドサッカーは「ボーンマス以下」と、ペップ監督がバッサリと斬り捨てた格好だ。

「スペシャル・ワン(特別な監督)」を自称するポルトガル人指揮官だが、サポーターの間では昨季途中解任されたチェルシーで2部降格危機に陥った経緯もあり、「スペシャル・ワンス(かつてはスペシャル)」と揶揄する声も出ている。開幕から約1カ月で早くも華麗なパスサッカーを展開するペップ監督への称賛の声は高まり、「モウリーニョではない。ペップこそスペシャル」と、ユナイテッド伝説の闘将ロイ・キーン氏も断言するほどだ。

「彼ら(ボーンマス)は攻撃を仕掛けてきた。我々の前半のハイプレスは完璧ではなかった」

 ポゼッション至上主義の名将ならではの発言とも言えるが、ボーンマスの奮闘を讃えると同時に、ペップ監督は宿敵モウリーニョとユナイテッドファンのプライドを傷つけることに成功したようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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