日本代表OBがW杯メンバー入りの南野拓実を心配 「試合途中から使う必要があるか」と指摘する理由は?
使える場所はトップ下のみもポジションを争う鎌田が絶好調
栗原氏が懸念するのは、大迫と並んで森保ジャパンで最多の17ゴールを挙げ、10番を背負う南野の起用法だ。今季、出番を求めてイングランド1部リバプールからフランス1部モナコへ移籍したが、リーグ・アン8試合に出場して1得点2アシストと期待された結果はまったく残せていない。日本代表でも、チーム発足時はトップ下で結果を残していたが、左サイドでは結果が残せず、プレーさせるべきベストのポジションが揺らいでいる。
「南野と、1トップがハマらなかったことで、今回の選考に反響もあったと思います。南野にはそういう声を払拭する爆発をしてほしいと思いますが、トップ下は鎌田(大地)が優勢で、1トップはチェイシング重視なので南野をそこで使う想像は付かない。サイドは伊東(純也)、三笘(薫)タイプの個人突破型の選手を使っている。点が欲しい時に入れる感じになるでしょうが、ほかにも久保(建英)ら生きのいい選手がいるので、試合途中から南野を使う必要があるのか。短い時間で結果を出す選手ではないので、スタートから出ないとすごく使いづらいのが現状です」
森保監督が南野をどのように使うのか、その手腕に注目が集まる。