川崎×神戸、PKジャッジは妥当か エリア内で両チーム選手転倒…ファウル?ノーファウル?と議論「現場では気が付かない」
“瞬時の判断”が難しい場面、レフェリーたちでも議論になる可能性も?
家本氏は、繰り返し映像を見た後の段階ではノーファウルではないかと話した。過去に鹿島アントラーズと神戸の試合で同様にスパイクの紐を引っ掛けて両チームの選手が転倒した形を「アクシデント」と話していただけに、「同じようなシーンではないか」とした。また、この場面で小林悠がトラップした後の左足は小林友希の方に動いて着地していることから「問題の起点は小林悠であり、スパイクの紐を持っていかれたのはアクシデント」という観点も示した。
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高木氏は「足の動きは彼らしか分からない部分で本当に難しい」としたが、「FWとしては身体を入れたい。それによってDFが足を滑らせる、バランスを崩すこともある。それを正当化させるのがVARではないか」という意見を示した。一方で、自身がこの試合のVARであればどうだったかという質問について家本氏は「現場では気が付かないと思う。それくらい緊張感があり、時間に追われている。あとで『なにか違うぞ』となってレフェリーたちでも議論になるかもしれない」とコメント。瞬時の判断が難しい場面だとした。
この試合は、当該場面が起こった後半34分の時点では1-1の同点だった。このまま引き分けに終わると横浜F・マリノスの優勝が決まる可能性があった試合だっただけに大きな話題となったが、現場のスピード感では判断が非常に難しい場面だったようだ。