左SBで評価アップの冨安健洋、“攻撃面”を地元メディア評価 “ロンドンダービー”へ期待「プレーするのは確実」

アーセナルで活躍する冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルで活躍する冨安健洋【写真:Getty Images】

左SBとして4試合連続でスタメン出場

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋はプレミアリーグで4試合連続出場中で、左サイドバックとしても評価を高めている。英地元メディア「フットボール・ロンドン」は「次のチェルシー戦もプレーするのは確実」と太鼓判を押している。

 加入1年目の昨季から不動の右サイドバックとして起用されてきた冨安。負傷で出遅れた今季は、復帰後に右サイドバックのバックアッパーとして途中出場が続いていたが、DFオレクサンドル・ジンチェンコの離脱を受けて左サイドバックに抜擢された。ミケル・アルテタ監督は冨安の左右両足でボールを扱える技術の高さや複数ポジションをこなせるユーティリティー性を高く評価している。

 第10節のリバプール戦(3-2)ではFWモハメド・サラーを封じ込めるパフォーマンスで称賛を浴びた。一方、英メディアでは攻撃面での貢献度が低いことを指摘され、そこから左が本職のDFキーラン・ティアニーの起用を推す声も挙がっていたが、直近の第14節ノッティンガム・フォレスト(5-0)では高い位置でのインターセプトで先制点の起点になっただけでなく、敵陣深くまで攻め上がって左足の正確なクロスを供給してチャンスをつくった。

 冨安は左サイドバックとしても評価を確立しつつある。地元メディア「フットボール・ロンドン」はノッティンガム・フォレスト戦での冨安の活躍を受けて、次のように評している。

「サウサンプトン戦(第13節/1-1)で勝ち点『3』を落とした後もミケル・アルテタ監督は冨安健洋を再び左サイドバックとして起用した。このことはスコットランド人(ティアニー)の不在で攻撃力の不足に不満を募らせていたサポーターの間で議論を巻き起こした。しかし、冨安は先制点に関与し、後半には左足の素晴らしいクロスでクオリティーを示した。(UEFA)ヨーロッパリーグのPSV戦(10月20日/ホーム1-0)では右からのクロスでグラニト・ジャカのゴールをアシストしたことも記憶に新しい。冨安がチェルシー戦でもプレーするのは確実だろう。もし、監督がリバプールと同等レベルのチームを相手に日本代表DFを突然チームから外したりすれば、それこそ衝撃だ」

 アーセナルは現地時間3日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ最終節チューリッヒ戦を経て、6日にリーグ第15節でチェルシーとのロンドンダービーを迎える。この大一番でも冨安は引き続きスタメンに名を連ねる可能性は高そうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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