「過小評価されている」 CL3戦連続弾のフランクフルト鎌田、存在感放つ日本人に海外注目
スポルティング戦で相手のハンドを誘発しPKを獲得、自ら沈め同点弾を決める
ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間11月1日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節のスポルティング戦(2-1)に先発出場し、後半にPKで同点ゴールをマークした。日本人選手初となるCL3試合連続弾を決めた鎌田には「記憶に残るシーズンを過ごしている」と海外から称賛が送られている。
この日もボランチ起用で先発した鎌田。前半は思うようにチャンスを得ることはできなかったが、後半からは一列ポジションを上げてシャドーでプレー。すると0-1で迎えた後半15分、エリア内での相手選手との競り合いでハンドを誘発し、PKを獲得。これを自ら冷静に決めた。
鎌田はトッテナム戦、マルセイユ戦に続いてCL3試合連続ゴール。日本時間1日に発表されたカタール・ワールドカップのメンバー入りを自ら祝福するゴールとなった。
フランクフルトは同28分にFWランダル・コロ・ムアニが勝ち越しゴールを奪って2-1で勝利。勝点10でグループ2位に入り、決勝トーナメントに進出した。
サッカー選手のスタッツを伝えるツイッターアカウント「Statman Dave」は鎌田がCLで3試合連続ゴールを決めたことを伝え「彼は記憶に残るシーズンを過ごしている」とツイート。鎌田はCLだけでなく、リーグ戦でもゴールを量産中。今季公式戦20試合で12得点3アシストと出色のパフォーマンスを続けている。
また海外の強豪クラブが集まるプレシーズン大会「インターナショナル・チャンピオンズカップ」の公式ツイッターも鎌田の3戦連発に注目。「過小評価されている選手」と現在絶好調のプレーメーカーの存在を拡散した。
昨季はフランクフルトのUEFAヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献した鎌田。欧州の舞台での勝負強さは健在だ。よりハイレベルな戦いが待つCL決勝トーナメントでの活躍を期待したい。