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解任も浮上したインテル監督の采配が的中し、王者ユベントスを撃破! 長友は出番なし
途中出場ペリシッチの決勝弾で、伝統の“イタリア・ダービー”を制す
第4節にして早くも訪れた大一番は、インテルが王者ユベントスを2-1で下す勝利を収めた。18日のイタリア・セリエAで“イタリア・ダービー”と呼ばれる一戦が行われ、ユベントスが先制したものの、インテルがエースFWマウロ・イカルディと途中出場のMFイバン・ペリシッチのゴールで逆転勝利。ベンチスタートの日本代表DF長友佑都は、出番なく90分間を終えた。
ユベントスは新加入のMFミラレム・ピアニッチを3ボランチの中央で起用したものの、周囲との連携不足が浮き彫りになった。インテルが果敢なプレスを仕掛けるなかでビルドアップ時にはあまりボールに触れず、守備時にも両脇のMFサミ・ケディラとMFクワドゥオ・アサモアとチャレンジ&カバーの関係性が悪く、穴になってしまった。しかし、インテルは優位にゲームを進めたものの、ユベントスの鉄壁の最終ラインを破ることはできずに、試合は0-0のまま時間が流れていった。
リズムが悪いなかでも先制したのはユベントスだった。後半21分、左サイドのMFアレックス・サンドロが独力で強引に突破すると、GKの前を横切る速いボールを供給。逆サイドから一気に走り込んできたMFステファン・リヒトシュタイナーが押し込んで先制点を挙げた。今季はブラジル代表DFダニ・アウベスの加入により、移籍市場の最後まで放出候補とされた上にUEFAチャンピオンズリーグの登録メンバーからも外れた“鉄人”が、大一番で意地を見せた。
このゴールが、膠着していたゲームを動かすきっかけになった。ユベントスのゴールからわずか2分後の同23分、インテルは左CKのチャンスを得ると、中央へのボールに合わせたのはイカルディ。マークについていたイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチを振り切り、さらにはスペースを埋めていた長身FWマリオ・マンジュキッチにも高さで上回るヘディングシュートを決め、1-1の同点とした。