名将ペップの予感は的中!? ライバル・マンUの公式戦8試合無敗に英注目「彼らが戻ってきた」
ウェストハム戦を1-0で勝利、リーグ戦5位と好調を維持
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10月30日、プレミアリーグ第14節でウェストハムと対戦し、1-0で勝利した。リーグ4位と1つ順位を上げたなか、米スポーツ専門局「ESPN」では「マンUはタイトル争いに加われるか?」と、ウェストハム戦を振り返っている。
ユナイテッドは今季最初のリーグ戦2試合を落とす厳しいスタートを切ったが、そこから立て直してリーグ戦4連勝。第9節マンチェスター・シティ戦とのダービーマッチで、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドのハットトリックなどを含む大量失点で3-6と敗北するも、その後着実に勝ち点を伸ばしてきた。
10月30日のウェストハム戦では、前半のFWマーカス・ラッシュフォードのヘディング弾を守り切り1-0の勝利。米スポーツ専門局「ESPN」ではこの試合を総括しつつ、「ペップ・グアルディオラの言う通りかもしれない:彼らが戻ってきた」とライバルクラブの指揮官のコメントを振り返り、レポートしている。
シティのグアルディオラ監督は先日、「ユナイテッドが戻ってくる予感がする」と発言。シティが快勝したダービー後のユナイテッドのポジティブな変化に言及していた。
そのことを踏まえ、記事では、「彼らは本当にタイトル争奪戦を脅かすことができるのだろうか?」と投げかけたうえで、「ウェストハムに1-0で勝利し、首位アーセナルと8ポイント差の5位に浮上。8月以降のリーグ戦では1度しか負けていない」とチームの現状を考察。そして「ウェストハム戦では、ここ6試合で5度目のクリーンシートを達成した。ゴールはまだないが、ブルーノ・フェルナンデスとクリスティアン・エリクセンのワンツーからマーカス・ラッシュフォードが決めたヘディングシュートは、試合を決定付けるに値するものだった」とウェストハム戦の攻撃陣を評価した。
さらに、「リサンドロ・マルティネスも、ブレントフォード戦以来初めてリーグ戦に先発したハリー・マグワイアとともに4バックの中央で素晴らしい守備を披露し、勝ち点を保証する役割を担った。タイトルへの挑戦は気迫のこもったパフォーマンスから生まれるものであり、この試合はその1つだと言える」とセンターバック(CB)2人にも高評価を与えている。
こうした結果を経て、同メディアは「グアルディオラの言うことも一理あるのかもしれない」とユナイテッドの復調をほのめかしていた。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの進退の問題も浮上するなか、“赤い悪魔”のタイトル奪還は現実になるだろうか。