J1自動昇格を巡る争いが白熱! 2位松本が痛恨ドロー、4チームが勝ち点4差にひしめく大混戦に
群馬に先手を奪われた松本、敵地で1-1のドローに終わる
1年でのJ1復帰を狙う松本山雅FCは18日、J2第32節のザスパクサツ群馬戦に挑み、敵地でのゲームを1-1のドローで終えた。これで勝ち点を61とした松本は2位をキープしたものの、同日のゲームでギラヴァンツ北九州を1-0で破った3位セレッソ大阪との勝ち点差は1に縮まった。
堅守を武器に前節まで7戦無敗(3勝4分)を続けていた松本だったが、群馬戦は先手を奪われる苦しい展開となった。前半14分に右サイドを群馬MF瀬川祐輔にドリブルで持ち込まれ、そのまま強烈な左足のシュートを叩き込まれて先制を許してしまう。
その後、リズムをつかみ得意のセットプレーで相手ゴールに何度か迫った松本だったが、群馬の粘り強い守備の前に前半はゴールを奪えず。ようやくスコアを動かしたのは後半14分、相手のクリアが中途半端になったところをMFパウリーニョが拾い、そのまま切り返して左足を一閃。強烈な無回転ミドルが相手GKを強襲してゴールに吸い込まれ、ゲームを振り出しに戻した。
後半途中の時点で相手の倍以上のシュートを放ち、勝ち越しを狙って圧力をかけていた松本だったが、選手交代でテコ入れを図った群馬を崩しきれない。終盤にはDF飯田真輝を上げてパワープレーを仕掛けるも決めきれず、試合はそのまま1-1のドローで終えた。
今節で2位松本が群馬に引き分け、勝ち点61止まりになったことで、J1自動昇格となる2位の座を巡る争いは混迷の度合いを深めている。3位C大阪が3連勝で勝ち点を60に、清水エスパルスも3連勝で勝ち点を57に伸ばして4位に浮上。同勝ち点の5位ファジアーノ岡山まで4チームが勝ち点4差にひしめく。ラスト10試合、熾烈な昇格争いが繰り広げられそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web