刺傷被害のパブロ・マリへ レンタル元アーセナルがユニフォームを掲げてエール「彼への愛を表現した」と英注目

モンツァでプレーするパブロ・マリ【写真:ロイター】
モンツァでプレーするパブロ・マリ【写真:ロイター】

10月27日夜に事件に巻き込まれ刺傷被害、手術も無事成功

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは現地時間10月30日、プレミアリーグ第14節でノッティンガム・フォレストと対戦し、5-0の完勝を飾った。この試合では、刺傷被害に遭ったスペイン人DFパブロ・マリに向けてユニフォームを掲げる一幕があり、現地メディアも「マリへのサポートを表明」と取り上げている。

 マリは2020年にブラジルのフラメンゴからアーセナルに加入。今年1月にはイタリア1部ウディネーゼに期限付き移籍した。さらに今年8月にはモンツァに買い取りオプション付きで期限付き移籍し、イタリアでのプレーを続けていた。

 その矢先、10月27日の夜にミラノのスーパーマーケットで起きた事件に巻き込まれ、刺傷被害に遭い病院に運ばれて手術を実施。後日、無事成功したことを自身のSNSを通じて報告している。

 保有元のアーセナルはこれを受けて、すでに「我々全員がショックを受けている」と悲痛の声明を発表していたが、30日のノッティンガム・フォレスト戦で改めてマリへ向けてエールを送っている。

 英メディア「フットボール・ロンドン」では、アーセナルの選手とスタッフが試合前にマリの「22番」のユニフォームを掲げ「犠牲者のうちの1人となったパブロ・マリに敬意を表した」と紹介。さらに、DFガブリエル・マルティネッリが先制点を決めた際にも選手たちが再びマリのユニフォームを掲げ、「サポーターから大きな拍手を浴びた」とその様子を伝えている。

 英紙「デイリー・メール」でも、「負傷したDFパブロ・マリへのサポートを表明」と取り上げており、「アーセナルの選手たちはパブロ・マリのシャツを掲げて、彼への愛を表現した。アーセナルファンも同様にシャツを掲げていた」と伝えていた。

 アーセナルの温かい行動に現地でも注目が集まっており、マリの迅速な回復を願うばかりだ。

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