今季7点目の鎌田大地は「ピッチ上で最高の選手」 価値上昇に海外注目「手放さずにいるのは難しい」
今季ブンデスリーガで早くも7ゴール目
ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は現地時間10月29日に行われたブンデスリーガ第12節ドルトムント戦に先発出場し、今季7得点目となるゴールを決めた。今季公式戦11得点と絶好調の26歳を海外メディアが称賛している。
ホームのフランクフルトは前半20分に先制を許す展開となったが、同26分には鎌田が同点弾をマーク。ペナルティーエリアの手前から右足で放った鋭いグラウンダーのシュートはゴール左隅に突き刺さった。
フランクフルトは後半に勝ち越しを許して1-2で敗れたが、そのなかで鎌田は開幕から好調を維持しており、ブンデスリーガでは早くも7ゴール目(3アシスト)で得点ランク4位に浮上。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とDFBポカールで、それぞれ2得点も決めている。
アメリカ経済誌「フォーブス」電子版は、「鎌田はフランクフルトがブンデスリーガでトップ4に入る可能性を残す大きな要因」「ドルトムント戦で鎌田はピッチ上で最高の選手だった。84本のパスの88%を成功させ、ボールタッチ98回、ファイナルサードへのパスを11本送った」と、その活躍を絶賛している。
そして、鎌田とフランクフルトの契約が今季限りで満了を迎えることから来季以降の去就にも注目。カタール・ワールドカップ(W杯)での活躍次第で鎌田の価値がさらに高まるとしたうえで、「当然フランクフルトは2420万ドル(約36億円)の評価を受けたプレーメーカーを引き留めたがっている。しかし、鎌田を手放さずにいるのは難しいだだろう」と引く手あまたの鎌田がフランクフルトに残る可能性は低いとの見解を示した。
鎌田にはプレミアリーグの複数クラブやポルトガル1部ベンフィカなどからの関心が伝えられていた。フランクフルトで評価を高め、国外へステップアップを果たすことになるのだろうか。海外メディアにとってもその動向は注目のトピックとなっているようだ。