久保建英、レアルへ“帰還”? 現地メディア、新戦力候補へ指名「リーガで白いシャツを着る最初の日本人」

ソシエダMF久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダMF久保建英【写真:Getty Images】

レアルの外国人枠問題が解消、スペイン紙が新戦力候補に注目

 スペイン1部レアル・マドリードに所属する2選手の帰化が完了したなか、現地メディアはEU圏外の外国人選手補強の可能性に注目。新戦力候補の1人として今夏、レアルからレアル・ソシエダへ完全移籍した日本代表MF久保建英の名前を挙げている。

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 レアルの外国人枠(3枠)はこれまで、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンのブラジル人トリオで占められていたなか、今年9月にヴィニシウスがスペイン国籍を取得。さらに、ロドリゴとミリトンに関しても同様の手続きが完了したという。

 これでレアルの外国人枠はゼロになったことを受けて、スペイン紙「マルカ」は補強動向に注目。「レアル・マドリードが再び移籍市場で動く準備を整えた」と見出しを打ち、「これらの国籍取得は、レアル・マドリードにとって何を意味するのだろうか?」と強化に動く可能性を指摘しつつ、新戦力候補に触れている。

 レアルの外国人枠問題による影響を受けた1人と言えば、久保だろう。3枠が占められていたことによりトップチームでの居場所が見つけられなかった影響からレンタル移籍を繰り返し、50%の保有権はレアルが保持する形で、今夏ソシエダへ完全移籍した。そうした経緯もあってか、マルカ紙は新戦力候補の1人として久保に脚光を当てている。

「レアルでチャンスを得ることを夢見ることができる1人のプレーヤーは、久保建英だ。二重国籍の資格がなかったため、この日本人選手がマドリードでプレーすることは不可能なミッションだった。今、3つのポジションが空いたことで、タケがリーガで白いシャツを着る最初の日本人になる可能性がある。マドリードはまだ、この選手の権利の50パーセントを所有していることを忘れてはならない」

 久保は新天地のソシエダで輝きを取り戻し、カディスとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦で決勝ボレー弾をマークする華々しいスタートを切ると、ここまで公式戦16試合に出場し、2ゴール4アシストをマーク。チーム内で確固たる地位を築き上げつつある現状から、すぐに移籍を選択するとは考えにくいが、記事では現在、スペイン1部ジローナへレンタル中のMFレイニエル、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントの注目株MFジュード・ベリンガムとともに、新戦力候補に指名された。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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