「苦しめることになるかも」 ブライトン×チェルシー、古巣対戦のポッター監督の“遺産”に英紙注目
8月までブライトンを牽引、29日の古巣対戦を前に功績を称賛
イングランド1部チェルシーは現地時間10月29日、プレミアリーグ第14節で日本代表MF三笘薫を擁するブライトンと対戦する。9月に引き抜かれたグレアム・ポッター監督にとっては古巣対戦となるなか、英紙「デイリー・メール」で「ブライトンでのポッターの遺産が彼を苦しめることになるかもしれない」とこの対戦を取り上げている。
ポッター監督は2019年にブライトンの指揮官に就任。今季は8月までチームをまとめ上げ、開幕節でマンチェスター・ユナイテッドを2-1で破るなど“ビック6”相手にも果敢に挑み、結果を残してきた。
9月にチェルシーに引き抜かれ、トーマス・トゥヘル監督の後を引き継ぐ形となった。ポッター監督の就任以降、チェルシーは9試合無敗で現在5位。トップを走るアーセナルを勝ち点差「7」で追いかけている。
そんなポッター監督が29日に古巣との対戦を迎えるなか、英紙「デイリー・メール」では、「ポッターがブライトンに来る前は、トップ6のクラブとの対戦成績は悪かった。しかし現在は、ビッグ6と互角に戦えるという確信がある」とブライトン時代の功績に着目。その上で、優れた性格やコーチング技術を称賛しており、その“遺産”が、古巣対戦でチェルシーへ「牙を剥くかもしれない」と指摘している。
記事では「ブライトンは、ポッター監督がチームと築いた文化から多大な恩恵を受けている。チェルシーで早い復帰を果たすとき、ブライトンに植え付けた大胆不敵な態度を悔やむかもしれない」と伏兵が好調チェルシーを苦しめる可能性を挙げた。
ポッター監督退任後のブライトンは、ロベルト・デ・ゼルビ監督が就任。しかし新指揮官の就任以降、チームはまだ一度も勝利していない。記事の通り、チェルシー相手に一矢報いることができるのか注目が集まる。
一方で、流れを変える切り札として重宝されてきた三笘はトレーニングに復帰。デ・ゼルビ監督が、試合の前日に復帰の可能性を示唆しているのは好材料か。
(FOOTBALL ZONE編集部)