J1磐田、わずか1年でJ2へ逆戻り 渋谷監督が無念の胸中吐露「非常に力不足を感じた」
G大阪とのアウェー戦で0-2敗戦、1試合残して来季降格が決定
J1リーグ第33節は10月29日、各地で9試合が行われ、最下位のジュビロ磐田は17位ガンバ大阪に0-2で敗れ、来季のJ2降格が決定。8月からチームの指揮を執ってきた渋谷洋樹監督は試合後、「私自身非常に力不足を感じ、選手たちが必死に戦ったその結果を出せるような状況をもっともっと作ってあげられたら良かった」と、無念の胸中を打ち明けた。
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磐田は、G大阪で引き分け以下に終わると、クラブ史上3度目のJ2降格が決定。また、勝利しても、13位湘南ベルマーレが引き分け以上、14位京都サンガF.C.、15位アビスパ福岡、16位清水エスパルスの3チームがいずれも勝利した場合、その時点で降格が決まる厳しいシチュエーションのなかでアウェーゲームに臨んだ。
前半から何度かG大阪ゴールへ迫りながらも1点が遠かった磐田。するとスコアレスで迎えた後半21分、ゴール中央から途中出場のFW食野亮太郎に左足で先制ゴールを決められると、同28分にはFWパトリックにオーバーヘッドシュートにより追加点を許し、0-2のスコアでタイムアップを迎えた。
成績不振を受けて伊藤彰前監督の後を継ぎ、8月からチームの指揮を任された渋谷監督は、崖っぷちに立たされたチーム状況で前節までの4試合を無敗(1勝3分)で乗り切るなど、奇跡の残留へ邁進。しかし、その希望もG大阪との一戦でついに潰え、今季J1へ復帰したばかりのクラブは、わずか1年でJ2へ逆戻りとなった。
試合後のフラッシュ会見で、渋谷監督は「選手たちは今シーズンほんとに必死に戦ってまいりましたけど、今日もそうですがいいゲームをしてもなかなか結果が伴わなかったゲームがたくさんあったので、そこは私自身が監督になってからも非常に力不足を感じ、選手たちが必死に戦ったその結果を出せるような状況をもう少し、もっともっと作ってあげられたら良かったなと思います」と無念の思いを打ち明けた。
(FOOTBALL ZONE編集部)