代表45キャップながら、2022年は一度も招集なし

　イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアは、カタール・ワールドカップ（W杯）に向けたスペイン代表の予備登録メンバー55名から外れた。スペイン紙「AS」が報じている。

　レポートによれば、スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督は本大会登録メンバー26名の決定を前に各ポジションから5人ずつ計55名の予備登録メンバーを選出。これに代表45キャップのデ・ヘアは含まれていなかったという。GKはメンバー入りが濃厚とされるウナイ・シモン（アスレティック・ビルバオ）、ロベルト・サンチェス（ブライトン）、ダビド・ラヤ（ブレントフォード）の3人と、バックアップ候補のケパ・アリサバラガ（チェルシー）とダビド・ソリア（ヘタフェ）が名を連ねた。

　クラブでは現在もレギュラーとしてプレーしているデ・ヘアだが、昨年11月を最後に代表から遠ざかっており、今年に入ってからは一度も招集されていなかった。

　デ・ヘアの選外に英国メディアも反応。大衆紙「ザ・サン」が「45キャップのデ・ヘアには居場所がなかった」と驚きを持って報じれば、「デイリー・メール」紙も「55名の暫定リストから外れたデ・ヘアはカタールには行かないだろう」と取り上げている。

　2014年ブラジルW杯と18年ロシアW杯に出場したデ・ヘア。昨年の欧州選手権（EURO）ではメンバー入りしたが、出番はなかった。31歳で迎えるカタールW杯はメンバー入りすらも叶わなそうだ。