ユナイテッドDF、ミラン移籍は「とても助けになった」 守備面での成長ぶりに英注目「モウリーニョの正しさを証明」
今季はリーグ戦全試合に出場
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表DFディオゴ・ダロトは今季リーグ戦すべての試合に出場し、エリック・テン・ハフ監督の信頼を掴んで、右サイドバック(SB)のファーストチョイスとして活躍をしている。米スポーツ専門局「ESPN」では、「モウリーニョの正しさを証明」と、ダロトの著しい成長ぶりを称えている。
現在23歳のダロトは、2018年にジョゼ・モウリーニョ監督の下、ポルトガル1部FCポルトから完全移籍で加入。モウリーニョ監督は当時、「同年代のヨーロッパで最高のフルバック」とダロトを高く評価していた。
しかし、モウリーニョ監督が退き、オレ・グンナー・スールシャール監督が指揮を執ると、19年に守備に定評のあるDFアーロン・ワン=ビサカを獲得。ダロトの出場時間は減り、20年にACミラン(イタリア)へとレンタル移籍をすると、21試合に出場。課題と言われていたディフェンス面での成長が認められ、翌年ユナイテッドに復帰した。
今季から指揮を執るテン・ハフ監督はダロトを重用し、GKダビド・デ・ヘアとともに今季のリーグ戦全試合に出場中。ブラジル代表MFカゼミーロに次ぐタックル数「20」を記録し、クリア数でもチームで3番目の「21」を記録しており、守備面での成長が数値にも表れている。
ダロト自身、守備面での成長を「ミランのおかげ」と、セリエAで過ごした1シーズンの影響であることを強調した。
「もし、僕がよりいいディフェンダーになったのなら、それはミランのおかげだ。イタリアのサッカーはプレミアリーグとは違うから、たった1年で適応しなければならなかったし、セリエAでプレーすることはとても助けになった」
かつてモウリーニョ監督が評した価通りにステップアップを続けているダロト。現在、ASローマ(イタリア)で指揮を執る“スペシャル・ワン”は、ダロトの著しい成長ぶりを喜んでいるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)