浦和が終盤の3ゴールで大逆転! FC東京を破りセカンドステージ単独首位に浮上
ヒートアップしたなかでも冷静さを保つ
同20分過ぎには浦和のCKの場面で、両チームの選手がポジション争いで小競り合いを起こしてゲームが約3分止まり、同30分過ぎには接触プレーで傷んだFC東京のMF東慶悟が倒れている際にプレーを止めなかったとして、浦和DF森脇良太とFC東京の篠田監督が口論になり、両軍ベンチも交えて一触即発の状況になった。
しかし、そうしたヒートアップした状況の中でも、冷静さを保ったのは浦和の選手たちだった。同32分に左サイドからMF関根貴大が入れたクロスに途中出場のFW李忠成が頭で合わせて同点ゴールを奪うと、同40分には右サイドからFWズラタンが入れたクロスに関根が飛び込み、GK秋元陽太がはじいたボールは混戦の中でゴール内に。記録上はオウンゴールとなり、浦和が逆転に成功した。さらに同42分にはMF駒井善成のクロスを、途中出場のFW興梠慎三が頭で合わせて3点目。一気の逆転劇で浦和が勝利した。
30分以上の時間を残して守備を固める選択に出た篠田監督と、途中出場のFW2人がゴールを奪った浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の采配が、勝敗を分ける結果となった。
この勝利で、浦和はこの日のゲームで敗れた川崎フロンターレを抜いて勝ち点28でセカンドステージの単独首位に立った。また、年間勝ち点でも首位の川崎に2ポイント差の61に伸ばして、リーグ戦ラスト5試合に突入していく。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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