EL黒星のアーセナル、先発出場の冨安も及第点以下…英メディア指摘「優れたDFの1人だったが…」
英地元紙では冨安は「5点」、「フットボール・ロンドン」では「4点」と辛口評価
イングランド1部アーセナルは、現地時間10月27日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節でPSV(オランダ)と敵地で対戦。0-2で敗れ、公式戦の連続無敗記録が「9」でストップした。敗れたチームに現地メディアも厳しい視線を送るなかで、先発出場の日本代表DF冨安健洋も及第点以下の評価となっている。
引き分け以上でグループ首位通過が決まるアーセナルだったが、後半10分に先制を許すと、8分後にはFWルーク・デ・ヨングの追加点で引き離された。最後まで得点を奪うことはできず、4連勝中だったELで今季初黒星。公式戦9試合負けなしだったが、9月4日のプレミアリーグ第6節マンチェスター・ユナイテッド戦(1-3)以来の今季2敗目を喫した。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「9月以来の黒星。アーセナルは苦しんでいた。オランダのチームのほうが一枚上手」とし、シモン・コリンズ記者による採点には低評価が並んだ。
10点満点中「6点」が付けられたMFファビオ・ヴィエイラとFWガブリエウ・ジェズス(途中出場)がチームトップ評価となったなかで、後半29分までプレーした冨安はほか7選手(途中出場も含む)と並ぶ「5点」。「先週のエティハド・スタジアムではガクポを上手くコントロールしていたが、今回はよりチャレンジングな夜になった。それでも優れたDFの1人だった」。守備陣の中では奮闘したとの評価だが、オランダ代表FWガクポを抑え込んだ前節に比べれば低調な出来となった。
なお、守護神のGKアーロン・ラムズデール、DFロブ・ホールディング、FWエディ・エンケティア、FWガブリエウ・マルティネッリの4人に最低の「4点」が付けられている。
英メディア「フットボール・ロンドン」はより辛めの採点で、チーム最高評価がDFキーラン・ティアニーやMFマルティン・ウーデゴールなど7選手の「5点」で、エンケティアとマルティネッリには滅多に見ない「2点」が付けられている。
そのなかで冨安は「4点」。「前半はアーセナルの右サイドでコーディ・ガクポに上手く対処し、強固な守備を見せた」と無失点に終えた前半のプレーには高評価だが、「(後半に)オランダ代表FWがこの日本代表を上回り始めた」と後半になって状況が変わり、さらに「途中出場したブカヨ・サカへのサポートがなかったように見えた」と攻撃面での貢献度の低さも指摘されていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)