中井くんのレアル下部組織でのプレーは現状可能 補強禁止処分のCASへの上訴が認められる
中井くんも現状インファンティルAで出場可能
今回の問題でレアルは、ジネディーヌ・ジダン監督の愛息である長男のMFエンツォ、次男のGKルカ、三男のMFテオ、四男のMFエリアスの4人にスポットライトが当たり、フランス人指揮官は会見で「不合理だ」と父親の顔を見せて理解を求めている。
これを受けて、U-14世代相当の「インファンティルA」へと昇格した“ピピ”こと中井くんも、10月に開幕するリーグ戦への出場が可能になったと見られる。
中井くんはレアルの公式サイトでも「彼は素晴らしい質のプレーを持ち、視野の広さは抜群だ。チームのために尽くし、巧みなドリブルとピッチでの意思決定の賢さを持つ」と将来を嘱望されている。バルセロナの下部組織に所属しながらも帰国を余儀なくされたU-16日本代表FW久保建英(FC東京U-18)と同じパターンになることも懸念されていたが、現状ではスペインでのプレー継続が叶いそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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