オセール戦で決勝ゴールの伊東、圧巻のドリブルも脚光

　フランス1部スタッド・ランスの日本代表MF伊東純也は、2試合出場停止処分が明けて現地時間10月23日に行われたリーグ・アン第12節オセール戦でスタメン出場し、復帰戦で決勝ゴールを叩き込んで2-1の勝利に貢献した。ゴールに加えて、“ゴリゴリ”ドリブルに反響が広がっている。

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　10月2日の第9節トロワ戦（2-2）で今季3ゴール目を決めた伊東は、直後のタックルで一発退場。パリ・サンジェルマン戦（0-0）、ロリアン戦（0-0）と出場停止となっていたなか、オセール戦で先発復帰すると、見事期待に応える。

　1-1で迎えた後半42分、素早く攻め込むランスは左サイドから中央へ低いクロスを送り込む。これは相手GKが触って阻止されるも、こぼれ球に反応した伊東が流し込んで今季4ゴール目を奪取。復帰戦での一撃が決勝ゴールとなり、チームは7試合ぶりの白星、待望の今季ホーム初勝利を手にした。

　脚光を浴びているのは後半に披露した突破だ。後半35分、ハーフウェーライン付近で後方からのパスを受けた伊東は反転して前を向くと一気に加速。背後から相手が激しく身体を寄せ、手も使って伊東のドリブル阻止を試みるも、快足アタッカーは力強く突き進み、簡単には倒れない圧巻プレーを見せつけた。

　最後はゴール前で別の守備者に足を引っかけられて倒されるもノーファウルの判定。伊東はジャッジに不服そうな表情を浮かべ、頭を抱えて悔しさを露わにしている。

　スポーツチャンネル「DAZN」では伊東のドリブルを紹介。ファンから「調子良さそう！」「ワクワクしかせん！」「簡単に倒れないゴリゴリいけるドリブルかっこいい」と絶賛の声が上がった一方、11月20日に開幕するカタール・ワールドカップ（W杯）に向けて「怪我だけはしないでほしい」「能力的なことを考えたら日本代表で一番期待できる」というコメントも寄せられていた。