セルティックOB、古橋とライバルFWの違いを指摘 「キョウゴは大きなスペースを作れる」
マカベニー氏はゴールから見放されていた時期を「私は彼に同情していた」と言及
スコットランド1部セルティックは、10月22日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第12節ハーツ戦に4-3で勝利した。この試合にベンチ入りした日本代表FW古橋亨梧は出場機会がなかったが、クラブOBの元スコットランド代表FWフランク・マカベニー氏は、最高の状態に戻りつつあると感じているようだ。英メディア「Football Insider」が報じている。
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ハーツ戦では出番のなかった古橋だが、その前に行われたリーグカップ準々決勝のマザーウェル戦(4-0)では1ゴールを記録して勝利に貢献。シーズン序盤のようなゴールラッシュを見せることができなくなったが、このゴールは直近9試合で2度目のゴールとなった。
マカベニー氏は、「キョウゴにとって、ゴールを決めることは格別な意味を持っていた。私は彼に同情していた。なぜなら、彼のシュートはポストを叩き、チャンスを生かしきれなかったからだ。ようやく彼の流れが来たと感じている」と語っている。
ハーツ戦では、ギリシャ代表FWギオルギオス・ギアクマキスが先発出場して1ゴール。今シーズンここまで公式戦15試合で7得点を記録しており、直近のリーグ戦では3試合で4ゴールを挙げる活躍を見せている。それでもマカベニー氏は2人の違いについて語り、再び古橋にチャンスが来ることに疑いを持っていないようだ。
「彼(古橋)は、ギアクマキスとは異なるタイプの選手だ。対戦相手はゴールを奪えない時のギアクマキスは、それほど脅威に感じない。なぜなら彼は相手と格闘することを好み、チャレンジから逃げ出すことはしないからだ。一方でキョウゴは、少しでも距離をとってしまうと、誰も追いつけないところまで一気に逃げ去っていく。対戦相手はフリーにすることを恐れてマークするため、彼は大きなスペースを作り出せるんだ」
現在、リーグ戦ではギアクマキスに先発の座を譲っている形の古橋だが、セルティックで過ごした1シーズン強の時間で、周囲はしっかりと持ち味を理解してくれているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)