ソシエダ久保建英が“幻ゴール”に悔しさ、ハーランド弾と比較「なんであれが…」 現地記者は高評価「攻撃はクボを経由していた」
ハーランドのゴールを引き合いに出した久保「俺のがファウルなんだって」
久保は試合後、このシーンについて、同日に行われたプレミアリーグのマンチェスター・シティー対ブライトンでアーリング・ブラウト・ハーランドが相手選手と激しくぶつかったあとに記録した先制点を引き合いに出し、次のような印象を語った。
「今、控室でハーランドのゴールを見て、なんであれがファウルじゃないのに、俺のがファウルなんだってちょっと……」と話し、「(ハーランドのほうが)明らかにぶつかっているので、あれがファウルじゃなかったら今日のも……」と、スビメンディのファールが取られたことに対する悔しさを口にしていた。
雨足がさらに強まった後半開始後もソシエダはエンジンがかからず、時間だけが経過していく。久保は前半同様に前線で動き回るも、ボールをもらう頻度が減り、後半29分にピッチを退いた。
ソシエダはその後、後半38分にスビメンディがゴールネットを揺らすが、アシストしたジョン・カリカブルがオフサイドでノーゴール。2度のゴール取り消しでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に苦しめられ、公式戦9試合ぶり、リーグ戦6試合ぶりの敗戦となった。
久保はこれを受け、「僕もチームもいつかこういう日が来るのは分かっていた。ここからすぐに切り替えて、次でしっかりシャットアウトして、勝ち星を積み重ねていきたい」と敗北にも落ち着いた様子を見せていた。
高橋智行
たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。