アーセナル冨安、両SBでプレーも英紙は辛口評価 「右SBのポジションを奪い返す可能性は低い」

アーセナル冨安の現地評価は?【写真:Getty Images】
アーセナル冨安の現地評価は?【写真:Getty Images】

サウサンプトン戦で左SBとして先発し、終盤には右SBへスライド

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月23日に行われたプレミアリーグ第13節サウサンプトン戦(1-1)に3試合連続となる左サイドバック(SB)での先発出場を果たした。終盤には右SBにポジションを移してフル出場したが、冨安に対する英メディアの評価は辛口だった。

 敵地セント・メリーズに乗り込んでの一戦。アーセナルは前半11分にDFベン・ホワイトのクロスからMFはグラニト・ジャカの強烈なシュートで幸先よく先制ゴールを奪った。

 しかし、その後は追加点が奪えず、後半はサウサンプトンに試合の主導権を握られる展開に。すると、後半20分にFWスチュアート・アームストロングに同点弾を許し、そのまま1-1で試合を終えた。アーセナルはこれが今季初めての引き分けで、公式戦の連勝は「8」でストップ。プレミアリーグで首位の座はキープしているが、2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は「2」に縮まった。

 冨安は3試合連続で左SBとして先発出場。後半27分に右サイドのホワイトがDFキーラン・ティアニーと交代したことで、終盤は右サイドにポジションを移した。

 相変わらず安定したパフォーマンスで大きなミスこそなかったが、マッチアップの多かったノルウェー代表MFモハメド・エルユヌシとの対応にはやや手を焼いていた印象だ。英紙「デイリー・ミラー」もその点を指摘。「このようなパフォーマンスではホワイトから右SBのポジションを奪い返す可能性は低い」とやや辛口の評価を下している。

「木曜日の夜(UEFAヨーロッパリーグのPSV戦)にはヨーロッパで最も強力なFWの1人、コディー・ガクポを抑えるという重要なパフォーマンスを見せたが、このサウスコースト(サウサンプトン)では途方にくれていた。この勤勉なフルバックはモハメド・エルユヌシの攻略に苦労していて、後半は何度も苦しめられた」

 第10節のリバプール戦(3-2)では左サイドでエジプト代表FWモハメド・サラーを封じ込める出色の出来で称賛を浴びた冨安だが、第11節リーズ・ユナイテッド戦(1-0)とこのサウサンプトン戦と2試合に関しては厳しい視線を向けられる結果となった。

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