吉田麻也に加えて勢いのある2選手もセレクト

　11月20日にカタール・ワールドカップ（W杯）が開幕するなか、海外のサッカー専門メディア「90min」フランス語版では「2022年W杯で注目される日本人選手」を特集し、3選手をピックアップしている。

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　11月1日に大会登録メンバー26人の発表を控える日本代表について、記事では「日本代表はチームスピリットに頼らざるを得ない」と指摘。「専門家は『日本代表には真のスター不在で、それが現実的な問題』と言っている。日本にはヨーロッパでお馴染みの選手が何人かいる。南野（拓実）、古橋（亨梧）、酒井宏樹などだが、チームの中でビッグスターと呼べるような選手はいない」と、チーム状況に触れている。

　そのなかで代表キャリアの長い主将DF吉田麻也（シャルケ）をピックアップし、「今夏シャルケと契約した34歳のセンターバックは、日本代表として121ものキャップを持っている」と紹介。「若い選手が多いチームの中で、経験豊富な人材であることは間違いない」と綴り、チームの精神的支柱として見ている。

　また勢いのある2選手をセレクトしており、その1人がブライトンのMF三笘薫だ。現在は怪我の影響で一時離脱しているが、ブライトンでは切り札として途中起用されて存在感を示している。「今回のW杯で才能を示すと見ている。昨年ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズにレンタル移籍していた25歳のブライトンのウイングは、イングランドでのシーズンを順調にスタートさせており、途中出場する際に頼もしい存在となるだろう」と切り札的存在と分析した。

　もう1人はレアル・ソシエダのMF久保建英だ。「若干21歳だが、チーム内で最も知名度の高い選手の1人であり、若い頃から将来の日本代表のスターになると期待されてきた」と言及している。また「その躍動感とテクニックを生かすため、日本代表は彼に大きな賭けをすることもできる」と記しており、久保の起用法に注目を寄せていた。