冨安健洋、左SB→右SBで万能プレーもサウサンプトンに1-1ドロー、アーセナルの公式戦連勝「8」でストップ
敵地サウサンプトン戦、前半11分にMFジャカが先制ゴールも後半に被弾
イングランド1部アーセナルが現地時間10月23日のプレミアリーグ第13節でサウサンプトンと対戦。日本代表DF冨安健洋がリーグ戦3試合連続の先発メンバーに名を連ねたなか、アーセナルが先制するも後半に追い付かれて1-1ドローに終わり、公式戦連勝は「8」でストップした。
怪我の影響で今季出遅れていた冨安は、10月9日の第10節リバプール戦(3-2)では、これまで主戦場としていた右サイドバック(SB)ではなく左SBに抜擢され、エジプト代表FWモハメド・サラーらを封じるなど存在感を発揮。続く同16日の第11節のリーズ戦(1-0)も左SBでフル出場し、同20日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節のPSV戦(1-0)では右SBで先発し、この日は再び左SBに入った。
スコアが動いたのは前半11分だった。右SBに入ったDFベン・ホワイトの縦パスを受けたFWブカヨ・サカがタメを作り、サイドライン際を駆け上がったホワイトの足元へパス。ボールを受けたホワイトがスピードに乗ってサイドを崩して中央にクロスを送ると、最後はMFグラニト・ジャカが公式戦2試合連続ゴールを決めてアーセナルが先制した。
後半20分にサウサンプトンも鋭い攻撃を仕掛ける。MFモハメド・エルユヌシがドリブルで仕掛けて冨安が対峙したなか、ドリブルで切れ込んでラストパス。スペースに走り込んだFWスチュアート・アームストロングが冷静に流し込んで1-1と振り出しに戻った。
追い付かれたアーセナルは後半26分、FWガブリエウ・マルティネッリに代えてFWエディ・エンケティア、ホワイトに代えてDFキーラン・ティアニーを投入。これによって冨安は左SBから右SBへポジションを変えた。
後半34分、ティアニーがエリア内での突破から折り返し、最後はMFマルティン・ウーデゴールが合わせてネットを揺らすも、ティアニーがパスした際にボールがラインを割っていたとしてゴールは取り消された。
その後は一進一退の攻防が続き、両チームとも決定打を欠いて1-1ドロー。ここまで公式戦8連勝(リーグ戦4連勝)と好調をキープしていたアーセナルだが連勝がストップした。勝ち点1を積み上げて同28とし、首位はキープしたものの2位マンチェスター・シティと勝ち点2差となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)