23日の熊本戦で後半15分まで懸命にプレー、貴重な最後の姿にファン反応

　今シーズン限りで現役引退を発表した横浜FCの元日本代表MF中村俊輔は、10月23日のJ2リーグ最終節のロアッソ熊本戦（4-3）に先発出場。後半15分までプレーし、最後のピッチを後にした。この交代シーンと、試合後の歓喜の“胴上げ”にファンから反響が広がっている。

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　J1リーグでは通算408試合73得点、2度のMVP受賞（2000年、13年）と輝かしい実績を積み上げてきた中村。セルティックなど、欧州でのプレーを経験したのち、2010年に古巣の横浜FMに復帰し、17年からはジュビロ磐田、横浜FCと渡り歩いてきた。

　現役ラストマッチとなった23日の熊本戦では、キャプテンマークを巻いて前線の一角でスタメン出場。J1昇格を決めたチームの主将として、最終節を戦った。点の取り合いとなった試合は、J2リーグ得点ランキングトップのFW小川航基の2ゴールの活躍もあり、4-3で逆転勝利。中村もフリーキック（FK）や懸命なタックルなど、存在感を随所に見せつけた。

　中村は、後半15分にFW伊藤翔と交代し、現役最後のピッチを後にした。スポーツチャンネル「DAZN」の公式ツイッターでは、その交代シーンに加え、勝利後の歓喜の胴上げの瞬間の動画を公開。ファンの惜しみない拍手、声援を受けた44歳のレフティーの姿を捉えている。

　この2本の動画に、SNS上でもファンから「本当に長い間ありがとう」「こんなん泣くわ」「涙が止まらない…」「寂しいなぁ」「最高に大好きな笑顔」「沢山の感動をありがとう」「さらば偉大なるファンタジスタ」「最後までスター」と温かいコメントが殺到。日本サッカーを牽引してきた44歳のレフティーの最後の姿に感動する声があふれていた。