久保建英が“幻のゴラッソ”…ソシエダ監督、VAR介入→得点取り消し場面に言及 「サッカーで一番複雑なのはレフェリング」
0-1で今季3敗目、スペインメディアが監督コメントを紹介
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間10月22日のラ・リーガ第11節でバジャドリードと対戦。日本代表MF久保建英はスタメン出場し、前半終了間際に豪快なゴラッソを叩きこんだが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の末ゴールは取り消しに。チームも0-1の惜敗を喫したなか、現地メディアがソシエダのイマノル・アルグアシル監督のコメントを紹介している。
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久保は2トップの一角で出場したこの試合では、VARの介入でのゴール取り消しが話題となる。まずは前半11分に相手MFモンチュが入れたクロスがそのままゴールに吸い込まれてバジャドリードが先制したかと思われたが、直前のプレーでファウルがあったとしてノーゴール判定となった。
直後の前半16分、バジャドリードFWセルヒオ・レオンが決めてソシエダが劣勢に立たされる。そんななかで迎えた前半45分、カウンターのチャンスから久保が得意の左足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らした。しかし、このゴールもVAR介入の末、直前の味方のファウルを取られ幻に。後半に入ると、ソシエダはMFダビド・シルバを下げてMFロベルト・ナバーロを投入する。
その後も次々メンバーを入れ替え、久保も後半29分にピッチを退いた。迎えた後半38分、ソシエダが巧みなパスワークから、MFマルティン・スビメンディがネットを揺らすも再びVARが介入し、オフサイド判定でゴールは取り消された。
ゲームは1点を守り切ったバジャドリードが勝利。ソシエダは今季初の無得点で敗戦となった。スペインメディア「エル・デスマルケ」では、イマノル監督のコメントの一部を紹介。VARで得点取り消しとなったシーンについて「今日は2つのゴールが認められず、もう1つは相手にそのような場面があった。サッカーで一番複雑なのはレフェリングですが、今はVARというアドバンテージがあり、そのおかげで今日のような状況で負けたことはなかった」と言及している。
久保にとっても、決まっていれば自信にもつながる今季3点目となり得ただけに悔しい結果となってしまった。チームも9月11日の第5節ヘタフェ戦(1-2)以来となる黒星で今季3敗目。久々の敗戦からソシエダがどう立て直していくか。監督の采配にも注目が集まる。